TOEIC TOEFL-ITP TOEFL-IBTの真の換算表。

recalです。

以前の記事で、TOEIC↔TOEFL IBTの相関の調査結果をご紹介しましたが、
TOEIC↔TOEFL ITPの相関に関する調査結果も見つけましたので今回まとめておきます。
また、ETSが公式に発表していた換算表は実態に即していないとよく聞きますので比較していきます。

まず、以下がETSが公式に発表していた換算表になります。

TOEFL PBT/ITP CBT iBT と TOEIC スコア換算表

 
PBT/ITP CBT iBT TOEIC
673-677 297-300 120 990+
670 293 119 990+
667 290 118 990+
660-663 287 117 990+
657 283 116 990+
650-653 280 114-115 990+
647 277 113 990+
640-643 273 111-112 990
637 270 110 980
630-633 267 109 965
623-627 263 106-108 950
617-620 260 105 925
613 257 103-104 910
607-610 253 101-102 900
600-603 250 100 880
597 247 98-99 865
590-593 243 96-97 850
587 240 94-95 836
580-583 237 92-93 820
577 233 90-91 805
570-573 230 88-89 800
567 227 86-87 780
563 223 84-85 770
557-560 220 83 750
553 217 81-82 740
550 213 79-80 730
547 210 77-78 720
540-543 207 76 700
537 203 74-75 690
533 200 72-73 680
527-530 197 71 665
523 193 69-70 650
520 190 68 645
517 187 66-67 635
513 183 65 625
507-510 180 64 610
503 177 62-63 600
500 173 61 590
497 170 59-60 580
493 167 58 565
487-490 163 57 550
483 160 56 540
480 157 54-55 530
477 153 53 520
470-473 150 52 500
467 147 51 490
463 143 49-50 480
460 140 48 470
457 137 47 460
450-453 133 45-46 445
447 130 44 435
443 127 43 420
437-440 123 41-42 410
433 120 40 400
430 117 39 385
423-427 113 38 370
420 110 36-37 350
417 107 35 345
410-413 103 34 330
407 100 33 315
400-403 97 32 300
397 93 30-31 290
390-393 90 29 270
387 87 28 260
380-383 83 26-27 250
377 80 25 230
370-373 77 24 215
363-367 73 23 200
357-360 70 22 180
353 67 21 160
347-350 63 19-20 150
340-343 60 18 130
333-337 57 17 110
330 53 16 100
323-327 50 15 80
317-320 47 14 60
313 43 13 50
310 0-40 0-12 50-

院試では、TOEFL ITP↔iBT間の点数の換算はこの公式の換算値を用いられていると思われます。
(TOEICとTOEFL ITP/iBTのいずれも採用している研究科に関しては実態が不明。
そもそもTOEICとTOEFLでは想定されている英語スキルが異なるし、
この表に載せられている値が本当にETSが公式に記述していたものか現在はわからないので…。)

この公式換算表の特徴ですが、
①TOEICをTOEFLに比べ偏重している。
②TOEFL ITPをIBTに比べ偏重している。

いくらTOEICに比べTOEFLが得意だったとしても、TOEICで700点の人がIBTで76点も取れるとは思えません。

 

続いて、調査結果に基づいた換算値を整理します。
まず、TOEIC↔TOEFL IBTは、AGOSの調査結果より、

TOEICスコア × 1/10 -(15~20)= TOEFL iBTスコア 

この換算値は、TOEFL iBTの初回受験者を対象に調査された結果なので、
複数回受験した際には下げ幅がー10 〜 ー15になるんじゃないかと個人的には思います。

 

次に、TOEIC↔TOEFL ITPに関して、千葉大学の学生を対象に行われた調査があります。

千葉大学におけるTOEIC IPとTOEFL ITPのスコア分析と経年調査

この調査は、TOEICとTOEFL ITPの受験間隔が2ヶ月以内の学生を対象に行われたので、
自大の院試ではTOEICを、東大ではTOEFL ITPを受験しようとされている方には特に当てはまるのではないでしょうか。

肝心の相関は、

TOEICスコア × 0.229+344 = TOEFL ITPスコア

 

以上の調査結果を横並びにすると以下のようになります。

 

TOEFL ITP iBT と TOEIC 真の換算表

 
ITP iBT(初回受験) TOEIC
570-677 80-120 990
562 75-80 950
550 70-75 900
539 65-70 850
527 60-65 800
516 55-60 750
504 50-55 700
493 45-50 650
481 40-45 600
470 35-40 550
459 30-35 500
447 25-30 450
436 20-25 400

 

今度はTOEFLに対しTOEICが低くなってる気がしないでもないけど、公式の換算表よりは実態に即しているんじゃないかな。

次回以降の記事で、東大・京大の機械系の院試では何点ぐらいを英語の目標にしたら良いかをまとめようと思います。

ではっ

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