機械系の院試問題がまとまった問題集を紹介します。
東京大学・京都大学の機械系院試を受験するなら避けては通れない問題集。京都大学はどうかわかりませんが、東京大学ではほぼ全員が触れてるんじゃないでしょうか。
機械力学と流体力学は割とこれだけで院試に必要になる範囲が大方カバーできるのでおすすめ。
但し、熱力学は院試で問われることの多い熱サイクルの問題数が少なく、また材料力学で座標軸のとり方が通常のテキストと反対であることから、私は熱力学と材料力学はちら見した程度です。その二科目は熱力学は自大のテキスト、材料力学は東大のテキストの演習問題をこなすことで演習量を補いました。
また、伝熱工学・制御工学・生産工学・熱統計・量子力学は割愛されているので結局これ一冊では院試は乗り超えられません。
誤植が多いことで有名なので、誤植リストを必ず確認すること。ただ、私は2016年初版第9刷を使っていたのですがサイトで指摘されている誤植はあらかた修正されていました。
黄色い本で有名な方が書いた本。四力精選の発刊以降の東大の院試問題が幾つか掲載されています。ただし、電磁気や光学など機械系の院試に関係してこない分野がページの半分程度を占めており、院試問題の省略や恐らく誤答も含まれています。掲載されている問題は東大院試(機械系)攻略ブログにて解説されている問題が9割ほどなのでよっぽどこだわりが無い限りは買う必要はありません。
ここまでで、専門分野のテキストをまとめてきましたが、四力精選と自大テキストの演習、院試問題の過去問を繰り返し自力で解くのが一番やと思います。
ではっ