伝熱工学の参考書を紹介します。
伝熱工学の参考書は内容が省略されてたり、参考書毎に用いられている記号が違っている等の理由で使える参考書を探すのに苦労しました。
掲載順は前回同様おすすめ順です。
私が探した中で一番過不足無く院試範囲を網羅していた参考書です。少し古い翻訳本ですが、原著は他の参考書の参考文献に用いられていることが多かったです。
各章ごとに演習問題もたくさんついており、出版元に問い合わせれば追加料金で解答を取り寄せることもできます。伝熱工学に関してはとにかくこの本に触れて欲しい。おすすめ。
確か東京大学の講義で用いられている教科書。オープンハウスで研究室を訪れた際に四力精選と並んで居室の棚に陳列されていたので、こちらの本にも触れました。教科書内で用いられている記号が東京大学の院試問題と共通しているのがありがたい。灰色体同士の輻射に関してはJ.P.ホールマンの本よりも詳しかったです。
工業熱力学でも紹介した例題でわかるシリーズ。但し、伝熱工学では内容が大幅に省略されているので逆にわかりにくい。初学者向け。
おなじみJSME。用いられている記号が尽く東京大学の院試問題と異なるので読んでてイライラする。J.P.ホールマンの参考書を手に入れるまではこれで発展的な内容を参考にしていました。でも院試問題を解くだけならば別に買わなくてもいいと思う。
無料公開されている講義ノート。結果的に私はあまり参考にしなかったけど一応紹介。
伝熱工学に関してはこんなところです。他にも5、6冊ほど触れているんですが上記の参考書で院試範囲はほぼカバー出来ると思います。 院試問題を解くほかは主にJ.P.ホールマンの参考書の演習問題を解いていました。
例年、東京大学の院試では熱力学(工業熱力学+伝熱工学)の平均点が低いですが、恐らく四力精選では伝熱工学を扱っていないことと、流体力学との試験時間の兼ね合いから伝熱工学を完答できる人が少ないためと思われます。
他の受験生が解けない内容を解けるとその分リードできるので早めに対策しておきましょう。
ではっ
はじめてコメントさせていただきます。
京都大学大学院工学研究科機械工学専攻の院試では伝熱工学は必要でしょうか?
返信が遅くなり申し訳ありません。
京都大学機械工学群の筆記試験では伝熱工学は例年出題されておりません。
但し、統計熱力学が量子力学の分野に出題されています(選択なので必ずしも解く必要はありません)。
京都大学は募集要項に試験内容を記載していたはずなので、最新版を確認してみてください。
こんにちは。
神大大学院工学研究科機械工学専攻を志望しています。
現在2年生なので院試の内容を見ても把握しきれないのですが、伝熱工学を習得する必要があるでしょうか?
過去三年分の問題を見た限りでは要りませんね。
ありがとうございます
はじめまして。
ホールマンの伝熱工学
出版元連絡先教えていただくこと可能でしょうか?演習問題解答について問い合わせたいです。
大変不躾な質問で申し訳ありません。
はじめまして。
JPホールマンの伝熱工学
出版元連絡先教えていただくこと可能でしょうか?演習問題解答について問い合わせたいですよろしくお願いいたします